隣接する住宅に迷惑かけない?

隣接する住宅に迷惑かけない?

太陽光発電システムを巡っては、実は過去にご近所トラブルから裁判に発展した例があります。

パネルを設置した人はAさん、隣家に住んでいた人をBさんとします。

Aさんの家は南の庭が狭く屋根も北に広い形をしていたため、枚数を多く載せるには北側の斜面を利用するしかありませんでした。A宅の北に住んでいたBさんは事前に反射光が自宅に差し込まないかを確認します。A宅の工事を請け負った施工業者はBさんの質問に「問題ない」と答え工事を行いました。

しかし出来上がってみると晴れた日には洗濯物を干すにもサングラスが必要なほど太陽光が反射してきます。Bさんは話が違うとAさんにパネルの撤去を求めますが、撤去と移動に掛かる費用をBさんが負担するなら応じると言われ、なぜ自分が払わなければならないのかと憤慨。

建物の所有権を侵害されたとしBさんは裁判所に提訴しました。

判決のポイントとなったのは北側に設置した場合の入射角と反射角です。

資料を参考に!!

パネルを南向きに設置する理由は一般的に太陽が南の空を移動するため、そちらに向ける方が太陽光を取り込めるからと考えられています。確かに間違いではありませんが実はもうひとつ大きな理由があります。

南の屋根に設置したパネルが光を受けると反射光は主に空へ向かいます。しかし北向きに設置すると後背から入射した光は下向きに反射します。このことはJPEA(太陽光発電協会)の資料にも書いてあります。

無料見積もりで調べてみよう

裁判所はB宅に差し込む光が訴えにある通り、日常生活を著しく制限する領域にあり建物の所有権を侵害していると認めました。施主のAさんにはパネルの撤去、建築のプロでありあらかじめ予見できたはずの工事を行った施工業者には、Aさんと共に賠償金の支払いを命じました。

この件があり現在ではメーカーも施工業者も北向きにパネルを載せることはしていません。どうしても北向きに設置しなければコスト回収が見込めないと言われた場合は断るのもひとつの選択肢です。

また複数の業者から話を聞くのは大事なことです。最初からひとつの業者に決めるのではなく無料見積もりを利用して広く賢く情報を集めましょう。

太陽光発電の導入を検討してみましたメニュー

太陽光発電の導入を検討してみましたリンク